秋は寒暖差の大きい日が続き、体調を崩しやすい時期です。
ストレスというと精神的なものを思い浮かべるかもしれませんが、気圧や気温の変化も大きなストレスです。
そんな時期に大切な養生の仕方をかいていきたいと思います。
①早寝・早起きをしましょう!
秋から冬にかけて、日はだんだん短くなっていきます。
自然の流れに沿って、就寝時間も少し早めてみましょう!
そして、寝る時間を早めた分、起きる時間も少し早くして、陽の気を取り入れたいところです。
秋の夜長と言いますが、夏の疲れをとって冬に備えるには、意識して体を休めることが大切です。
②冷えに気をつける
冷えを予防するには3つに首(手首・足首・首)をガードすることが大切です。
足首以下の短い靴下をはいている人も多いですが、冷えが気になる方は、少し長め靴下や、レッグウォーマーを活用するといいでしょう。
また、急激な気温の変化に備えて、重ね着するのもおおすすめします。
厚着し過ぎて汗をかくのも結果的に冷えにつながるので、こまめに衣類で体温調節をしましょう!
③皮膚をケアする。
東洋医学では秋は肺の季節えおされています。
また、肺と皮膚は深いつながりがあるとされています。
さらに、肺は大腸とも関係が深いので、皮膚の乾燥は便秘につながることもあります。
秋になって便秘がちになっていたり、便がコロコロするようであれば、乾燥に気をつけてみてください。
秋は「食欲の秋」と言われるほど、旬を迎える味覚がたくさんあります。
イモ類、栗、米、などを摂り、元気を補いましょう!
また、大根、ネギ、辛子など、少量の辛味を摂ることで、呼吸器や肌を強く保つことが出来ます♪
良かったら、参考にしてみてください☆

2023年10月のカレンダーです。
11日(水)、25日(水)は午前診療いたします。
9日(月)は祝日のため、休診となります。
朝晩がだいぶ冷え込むようになりました。
寒暖差が激しく、体調を崩しやすい時期なので、冷えに気をつけ、睡眠も十分にとるように心がけましょう☆
年齢を重ねると、少しずつ気になり始める薄毛や抜け毛などのヘアトラブル。
今回は、鍼灸師の視点から薄毛・抜け毛について書いていきたいと思います。
薄毛・抜け毛はヘアサイクルの乱れによって起こります。
加齢に伴い、このヘアサイクルが乱れると、本来2~6年であるはずの成長期が短くなってしまい、髪の毛が十分に育たなくなってしまい、そのまま抜け落ちてしまいます。
そのため、髪の毛の本数が減ったり、仮に本数が同じでも髪の毛太さがより細くなったりするので毛髪が全体的に薄くなったように感じます。
ヘアサイクル乱れる原因としては、加齢、ストレス、生活習慣の乱れ、ホルモンバラスの乱れによる頭皮環境の悪化など様々です。
薄毛、抜け毛を根本から解決するには毛髪や頭皮のケアのみだけではなく、体内からのケアが重要になります。
薄毛や抜け毛の進行を食い止めるには、育毛剤の使用や、皮膚科での治療が一般的ですが、実は鍼灸治療も効果的!
鍼灸治療による薄毛や抜け毛に対する効果は主に2つあります。
①ホルモンバランスを整える
・・・男性型脱毛症などの薄毛を引き起こす原因の一つとして、男性ホルモンの影響があります。
⇒鍼灸には自律神経に作用し、ホルモンバランスを調節してくれる作用があります。
②頭皮の血流改善
・・・薄毛や抜け毛に悩んでいる方の多くが、頭皮が硬く、薄い傾向にあります。
これは頭部にある帽状腱膜と呼ばれる薄い筋膜が、首や肩、背中の筋肉の緊張が強いことで下に引っ張られるからです。
そうすると、頭皮への血流も悪くなり、髪に酸素や栄養がうまく運べなくなり、薄毛や抜け毛といった症状が現れやすくなります。
⇒鍼灸ではこのような筋肉の緊張を和らげ、頭皮への血流を改善し、頭皮の栄養状態を改善していきます。
鍼灸治療を続けることで、ホルモンバランスが整い、健やかな頭皮環境への改善が期待できます。
当院では、自律神経調整鍼灸コースの方で対応しているので、なかなか改善されない「薄毛や抜け毛」でお悩みの方はお気軽にご相談ください☆
東洋医学では目の使い過ぎは「肝」の機能を弱めることになります。
肝が弱まると血流の流れが悪くなったり、エネルギーが滞りやすくなったり、イライラしやすくなったりします。
何より、目を酷使すると、妊活中の女性にとって大切な「血(けつ)」の消耗が激しくなります。
「血」が消耗すると、目のかすみ、不眠、めまい、不安感などの症状が現れやすくなります。
また、「血」が不足すると血流の流れも弱まり、「お血」状態になりやすくなったり、月経や排卵が乱れたり、子宮内膜のクオリティーが下がったり、妊活中の女性にはマイナスな面が増えてきます(>_<)
目と子宮は同じ経絡に属しているので、目を疲れさせると子宮にパワーがいかなくなります。
パソコンやスマホ、テレビ・編み物・読書などは根を詰めてやらないようにして子宮にパワーを蓄えましょう!!
もし、使い過ぎてしまった場合は蒸しタオルや目の周りのツボ押しなどでしっかりケアをしましょう☆

更年期障害と聞くと、女性の疾患というイメージが強いですが、最近では「男性更年期」も認識されはじめています。
「寝てもなかなか疲れがとれない…」「最近意欲ややる気が出ない…」「だるさが取れない…」
そのように感じた時、年のせいやただの疲れと見逃されがちですが、それは男性の更年期障害かも知れません。
男性更年期障害は、男性ホルモンのテストステロンの分泌の低下で起こると考えられており、生活習慣や社会活動からも影響を受けやすいことがわかってきています。。
女性の場合は閉経などの変化があるので気づきやすいですが、男性の場合そのようなはっきりとした変化がないので症状に気づきにくいこともあります。
男性更年期の症状
主な身体の症状としては、筋力低下や関節痛、筋肉痛、異常発汗、ほてり、肥満、頻尿など多岐に渡ります。
男性特有の症状で性欲減退や勃起障害などが起こります。EDは、近年「血管病」としても捉えられています。
それは勃起のメカニズムが血管の機能と深く関係があり、動脈硬化や血行不良など血管の健康が失われるとEDが起こりやすくなるためです。
また主な心の症状としては、興味や意欲の喪失感、不眠、うつ症状、そして集中力や記憶力の低下などがあります。夕方になると寂しくなったり、漠然とした不安感を覚えたり、理由もないのにイライラして家族にあたったり、きついことを言ってしまったりすることもあります。
また、男性ホルモンであるテストステロンは自律神経の働きに深く関係があり、交感神経が優位になっている時に増えて、交感神経が優位になっている時には減るという性質を持っています。
そのため、過労やストレスで自律神経が乱れると、男性ホルモンの分泌も不安定になり様々な症状が現れてきます。
男性更年期の治療
鍼灸治療は、自律神経を整える効果的な治療方法です。過度なストレスは過緊張状態の身体になり交感神経が優位に働いているため副交感神経とのバランスを整えることが必要です。鍼灸治療はその刺激により中枢神経を介してバランスを崩した自律神経を整えることが出来ます。また、鍼灸治療は血流を効果もあります。
男性更年期障害の症状は多岐にわたるため、その方の体質や症状に合った治療をしていきます。
まだまだ、男性更年期障害の理解も深まっていないため、誰かに相談したり、治療を受けたりしている方は少ないのが現状です。
ストレスや疲れの原因を見つけ心身の負担を軽減させてあげることで改善が期待されます☆
当院では、男性更年期障害の症状が見られる方は、自律神経調整鍼灸コースで対応しております。
治療を重ねることで、悪くなった血流を改善させたり、自律神経に働きかけ、ホルモン分泌も促します。
それにより、男性更年期障害の多岐にわたる症状の改善が期待できます☆

2023年9月のカレンダーです。

13日、27日(水)は午前診療いたします。
16日(土)は都合により、午後から診療いたします。(午前休診)
よろしくお願いいたします!
今年は、本当に暑さが厳しいですね。。。
8月ももう下旬ですが、まだ真夏のような暑さが。。。
でも、日はだんだんと短くなって秋の気配も感じられるようになってきました!
今年はこの暑さの影響で、寝苦しい日が多くなってきています。
そのため、睡眠の質が低下したり、なかなか寝付けなかったりといい睡眠がとれず、日中もだるかったりと体調不良を感じる方も増えてきます。
睡眠は身体の疲労を回復させる最高のメカニズムです!
人が眠る目的は、疲労を回復させ、体を作り上げるためです。
傷つけられた損傷を、元の状態・時にそれ以上に回復させることこそが「睡眠」の目的です。
人体は、寝ている時にしか回復することが出来ません。
睡眠による回復能力。
このメカニズムは「夜間」によって、最大限に発揮されます。
人間の体は、太陽の動きと大きく関わっていて、日が昇れば目を覚まして活動し、日が沈むとゆっくりと体を休め睡眠をとります。
日中に数分間の仮眠を取ることは消耗にブレーキをかけるという意味では効果的です。
しかし、日中にいくら寝ても回復はしません。
夜間に寝るからこそ、体は回復を行うことが出来るのです!
この時期は特に睡眠の質が低下しやすい時期です。
夏バテをしないようにするためにも、「睡眠」はとっても大切です☆
なかなかすぐに睡眠の状態を回復させるのは、難しいとは思いますが、「夜は早く寝よう!」という意識を持つこと。
きっと意識するだけでも、体調が変わってくると思います☆

2023年8月のカレンダーです。

9日、23日(水)は午前診療いたします。
11日(祝)は16時まで診療いたします!
お盆休みは12日(土)~16日(水)までとさせていただきます。
梅雨も明け、一気に気温も上がり、夏本番!となりましたね☆
暑さ対策をしっかりして、夏バテしないように過ごしましょう!!
7月に入り、だいぶ夏らしい天気になってきましたね!
夏は「陽」のエネルギーが盛んになり、植物や生き物すべてが活発に活動する時期です。
この時期は夜更かしし過ぎず、朝は早起きし、活動的な生活を送ることが夏の養生のポイントです!
夏は毛穴が緩み、発汗しやすい季節です。
中国では昔から「夏の適度な発汗」は冬の間にたまった余分な水分や冷えを追い出すと考えられています。
実際に、冷房をつけた部屋で汗をかかない生活を続けていると、「体がだるい」と感じる方が多いと思います。
逆に暑い中でも、少し外に出て、適度に汗をかくと「体がすっきりする」と感じたことはありませんか?
夏は、過ごしやすい時間帯に外に出て、外気にあたり汗をかく機会を意識的に作りましょう☆彡
「冬病夏治、夏病冬治」という言葉にあるように、冷えや、むくみ、風邪をひきやすいなど、冬野寒い時期の不調が気になる方は春夏の過ごし方が大切です。
そういった方は体を冷やさないように、なるべく温かい飲み物や食べ物を摂ったり、日光浴をしたり、軽めの運動や入浴で汗をかく機会を作るなど、「体を温めて、新陳代謝を良くする」という事を意識して過ごすようにしましょう!

梅雨の時期は、大気は低気圧配置になりやすく、副交感神経が優位になり身体がお休みモードのスイッチが働き、活動量も普段より減り、血のめぐりも悪くなるため「眠気」「だるい」「やる気が出ない」などと感じてしまいやすいです、、、😢
この時期の体調不良として多いのは、頭痛、身体のだるさ・倦怠感、気分の落ち込みなどです。
肩こりや片頭痛がひどくなったと感じられる方も多いです。
また、雨で気温がグッと下がったり、真夏のような暑さの日があったりで、身体にも負担のかかり疲れやすくなってしまします💦
梅雨の不調の対策としては
●朝起きたらカーテンを開け、日を浴びる。
●日中は意識して活動的に
●軽めの運動や雨の日はストレッチ
●夜はぬるめのお湯につかり心身をリラックス
●しっかりと睡眠時間を確保する
そして梅雨の時期にぜひ食卓に取り入れてほしいのが、「梅干し」!!
「梅雨」という言葉にも「梅」という字が使われていますが、
「梅」昔から日本人とても身近な存在です。「梅干し」には、疲労を回復してくれるクエン酸が多く含まれているので、身体を元気にしてくれます!
またクエン酸は肩こりや筋肉痛の予防や改善にも効果があるそうです♪
梅雨の時期、梅干しを一粒食べて、元気に過ごしましょう!!
