今回は当院にもお問い合わせが多い不妊鍼灸の通院ペースと効果的なタイミングについて書いていきたいと思います。
不妊の原因としては様々ですが、大きく分けると2つに分けられます。
1つは生殖器などに問題があるもので、例えば卵管が詰まっている、子宮筋腫や卵巣腫瘍がある等の「器質的な不妊」と呼ばれるものです。
このような場合は不妊治療や妊活を始める前に病気を治すことが先決となりますので、まずは医療機関にご相談ください。
2つめは、生殖器に問題はないが妊娠に至らない「機能的な不妊」です。
現代医学でも、はっきりとした原因は解明されていませんが、本来ならしっかりと働くはずの体の機能がうまく働かない状態になっているため、結果的に不妊になっているのではないかと考えられています。
当院の不妊鍼灸治療の目的としては、妊娠に必要な体の機能を取り戻すと共にその状態をキープさせること、です。
効果的な通院の仕方を以下に簡単に説明いたします。
週に1~2回を目安に通院していただくのが理想的です。
特に採卵前や移植前後などは通院頻度を上げていただくと効果的です。
◎具体的なタイミングと効果
当院では月経周期に合わせて適切なタイミングで施術を受けて頂くことをおすすめしております。各施術のタイミングには以下のような意味があるため、周期に合わせて施術をすることが大事です。
①生理中
生理中に施術を受けていただくことで、古い血や内膜の排出を促し、ホルモンバランスを整え、卵胞の発育を促進し次の周期に備えることが出来ます。
また、月経痛緩和などの効果もあります。
②排卵前
卵胞の発育を促進し、子宮内膜の厚さの向上、子宮内を着床しやすい環境に整える効果があります。
③タイミングや人工受精後
タイミング法や人工授精ごの施術は、子宮内膜の厚さの維持し、子宮内を着床しやすい環境に整え、着床を促進します。
④生理前
順調に受精卵が進んでいれば、着床が行われてる時期です。 血流を促進し子宮内膜に栄養をおくり着床維持がしやすい体づくりをサポートします。
2.体外受精や顕微授精をされている方
体外受精や顕微授精をされている方も、基本的にはタイミング法と人工授精と同じく月経周期に合わせて施術を受けて頂いております。
また、胚盤胞移植の場合は、移植日前日や当日に施術を受けることで着床率が高くなるという研究報告がある為、可能であれば移植日前後に施術を受けて頂くことをおすすめします。
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秋田もここ数日はグッと気温も上がり、真夏のような暑さですね、、、。
焼けるような暑さにうんざりしそうになりますが、この暑さに負けず、元気いっぱいに過ごしたいものです・・・。
東洋医学にはそれぞれの季節に応じた養生の仕方があります。
その季節・季節に応じた適切な生活をすることで、その季節だけでなく、その次の季節も体調を崩すことなく、穏やかに過ごすことにつながります。
夏の養生キーワードは「活動と発散」です。
①草木が生い茂るように活動
夏は草木の成長が早いのが特徴です。この時期は雑草もあっという間に成長します。
そんな雑草に負けないように活動的に過ごしましょう。ただ、注意したいのがやりすぎないこと。
夏は気温も高いので体に熱がこもりがち。こまめに水分補給、休息を意識しましょう!
外での活動は朝・夕がおすすめです。
夏は日の出が早いので、朝は早めに起きて活動するのもおススメです。遅くまで寝ていると、体内の陽気が滞りやすくなります。日の出と共に起きることで、体内の陽気をスムーズに発散させることができます。
②汗を嫌がらず熱を発散
暑い夏は何もしなくても汗をかきますが、しっかりと汗をかく習慣をつけるのも大切なことです。
先ほども少し触れましたが夏は体に熱がこもってしまいます。特に現代はクーラーがあるので快適さは感じることができますが、体の中に熱がこもってしまっている可能性が高いです。適度に汗をかいて熱を発散させましょう!!ただ、汗をかいたまま、クーラーの効いた室内で過ごすと冷えすぎてしまうので、しっかり汗を拭きとり、着替えもしましょう。
ここ数年は、毎年異常な暑さで、上手に過ごすのが本当に難しい季節です。
だからこそ、自分の体と心にしっかりと耳を傾け、不調を感じたら早めに対処し、日々穏やかに過ごしていきたいものですね。

2025年6月のカレンダーです。

11日(水)、25日(水)は第2・4水曜日となるので、午前診療となります。
9日(月)、10日(火)は研修のため、休診とさせていただきます。
GWも終わり、立夏を迎え、暦の上では夏を迎えましたね。
ここ2~3日は気温も急に上がり、夏を感じさせる天気になってきました!
五月は「五月病」とも言われるように、精神的にも疲れが出てしまい、体調を崩す方が増えてきます。
特に、4月の年度初めで環境の変化があった方は、ちょうどこのGWの休みあたりで一息ついて緊張の糸が切れ、体調を崩すケースが多くみられます。
原因はいろいろありますが、環境の変化によるストレスや、季節の変わり目による自律神経の乱れなどがあります。
対策としては、十分な睡眠、休息、リラックス、適度な運動、バランスの取れた食生活などです。
倦怠感やだるさなどで、外出が億劫になる方もいますが、
日中はしっかりと陽を浴びて適度に体を動かすと、夜の寝つきもよくなり自律神経も安定します。
また、日光を浴びることで幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が増加し精神的な安定が得られ、夜になると「メラトニン」となり心地よい眠りに誘ってくれます。
生活習慣を整えても、怠さや倦怠感、不眠など体調がよくならない方は、鍼灸治療もおススメです。
痛みの少ない鍼と心地よいお灸でリラックスし、自律神経に働きかけ、整えていきましょう!!


今日から5月!
4月は天気の悪い日が多く、気温も低い日が多かったですね。
でも、自然はしっかりと季節の移り変わりを感じていたようで、いよいよ山菜が旬を迎えましたね!(・∀・)
旬の食べ物は生命力の源!!
昔から「初ものを食えば七十五日生き延びる」「初ものは縁起がいい」などと言われてきました。
旬の野菜や魚などを食べることで、免疫力を高めたり、抵抗力をつけたりと丈夫な体づくりにつながります。
さらに、旬のものは太陽と大地から最高の恵みを受け育っているため、生命力が強く、栄養価も高くなっています♪
今の季節は☆山菜☆
山菜や野草がおいしくなる春には「にがみを盛れ」と言われています。
これは、芽吹く季節には苦みのあるものを食べ、冬の間に体内にたまった老廃物をを出して、ビタミンやミネラルを取り入れようとする知恵です。
我が家も最近よく山菜を食べています(*‘∀‘)
皆さんも旬のものを食べて、自然からのパワーをいただきましょう!!

2025年5月のカレンダーです。

GWは3日(土)が、14時までの診療で、4日(日)~7日(水)までが休診となります。
8日(木)より、通常診療いたします!
第2・4水曜日の14日、28日は午前診療となります。
今年は、4月になっても天候がイマイチで、まだまだ寒い日が続いていますね…。
春の陽気が待ちどおしいです🌸
厳しい寒さから解放され、さわやかな気分にもなる春ですが、実は心身ともに体調を崩しやすい季節!
寒暖差も大きく、気圧の変化も多いため上、新生活などで生活環境も変化したりと、自律神経がとっても乱れやすい季節です。
自律神経は心と体に密接にかかわっているため、自律神経が乱れた状態が続くと様々な症状が現れます。
不眠、倦怠感、肩こり、頭痛、食欲不振、めまい、耳鳴り、胃腸障害、イライラ、不安感などなど、、、。
健康的な生活を続ける上でとっても大切な自律神経。
自律神経を整えるには規則正しい生活、適度な運動、食事、リラックスが大切です。
「はり」と「お灸」による治療も、リラクゼーション効果も高く、自律神経の不均衡を調整してくれます。
また、春になってくると「めまいがする」、「足元がふわふわする」とおっしゃる方が多くなります。
東洋医学ではこれを春の気に合わせて、気が上がっている状態と考えています。
そのため、「頭はのぼせているのに、足先が冷たい」という状態になります。
皆様が本来の調子を取り戻し、季節の変わり目も心地よく過ごせるようサポートできればと思っています。
もし、体調にお悩みがあれば、一度鍼灸治療も試してみてください。

2025年4月のカレンダーです。

9日(水)、23日(水)は第2・4水曜日のため午前診療いたします。
29日(火)は祝日のため、休診となります。
不妊治療中は、期待と不安が入り混じり、大きなストレスを抱えがちです。
なかなか結果が出ない焦り、治療費の負担、周囲の無理解など、様々な要因が重なり、心身共に負担がかかりやすいです。
ストレスは、自律神経の乱れを引き起こし、ホルモンバランスや免疫機能に悪影響を与えることもあり、
結果として、妊娠しづらい状態を招いてしまう可能性もあります。
だからこそ、不妊治療中は、ストレスと適切に向き合い、心身の健康を保つことが重要です!!
ストレスは、視床下部-下垂体-性腺系と呼ばれるホルモンの分泌に関わるシステムに影響を与えます。
このシステムは、排卵や月経周期の調整に重要な役割を果たしており、ストレスによって乱れると、ホルモンバランスが崩れ、排卵障害や着床障害などの不妊の原因となる可能性もあります。
鍼灸は、東洋医学に基づいた伝統的な治療法であり、近年では不妊治療との併用で注目を集めています。
鍼灸は身体に鍼を刺したり、お灸で温熱刺激を与えることで、自然治癒力を高め、様々な症状の改善を促すとされています。
不妊治療においても、鍼灸は身体全体のバランスを整え、妊娠しやすい体づくりをサポートする効果が期待できます。
体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を受けている方が、鍼灸を併用することで、妊娠率の向上や治療中の体調改善を実感するケースが多いです。
鍼灸は、身体への負担が少ない自然療法として、古くから東洋医学で用いられてきました☆
自律神経の調整や血流改善、ホルモンバランスの調整作用などが期待できるため、不妊治療との併用で相乗効果が期待できます。
また、鍼灸治療と並行して、適度な運動、バランスの取れた食事、質の良い睡眠を心がけることが大切であり、心身ともに健康な状態を保ち、妊娠しやすい体づくりにつながります(*’▽’)

運動でミトコンドリアを活性化!!
ミトコンドリアは卵子の質や妊娠に大きく影響する要素です。
ミトコンドリアの働きが良ければ、卵子の質が良くなり、妊娠しやすい状態が作られると言われています。
ミトコンドリアを活性させるのに大切なのは、程よい量の活性酸素。
活性酸素は非常に不安定な酸素の一種で、増えすぎると、細胞を老化させたり、がん化させるなど、体に害を及ぼします。
一方で、程よい量の活性酸素は、ミトコンドリアを活性化させ、体に良い作用があることが分かっています。
適量の活性酸素を発生させるためにおすすめなのが、ウォーキングやヨガなど、心拍数が少し上がる程度の軽めの運動です。
息が切れるほど走ったり、歯を食いしばって筋トレしたりするのは、活性酸素が増えすぎてしまうので妊活向きではありません。
軽めの運動を楽しみながら行いましょう!
運動には冷えの改善や、ストレス解消、睡眠の質の向上など、嬉しい効果がたくさんあります♡
出来れば1日30分程度のウォーキングを週3回以上を目標に頑張ってみましょう☆
