冷えについて東洋医学的な観点からも少し書いてみたいと思います。
現代の女性の身体はとにかく冷えています。
その原因はたくさんありますが、特に運動不足や食生活、ストレスなどです。
身体が冷えると全身の血行が悪くなり、東洋医学でいう瘀血(おけつ)という状態になってしまいます。
血流が悪くなると、体の隅々まで血液を届けることが出来なくなり、酸素や栄養が細胞に届かなくなります。
さらに内臓にまで冷えると卵巣や子宮などの妊娠に大事な臓器に大きな影響を及ぼしてしまう事もあります。
また、それが原因で生理痛やひどくなると子宮内膜症や子宮筋腫を招くことにもなります。
また女性の体は7の倍数で変化していきます。
35歳くらいから身体を温める【腎】の機能が衰え始めます。
自分は冷え性じゃないと思っていても、実は冷えている・・・ということも多いです。
女性にとって冷えは大敵なのです。
はりやお灸の治療は、血流の流れを改善し、冷えてしまった身体を内側から温め、自律神経やホルモンの乱れを整えます。
また、【腎】の機能を強化し子宮や卵巣などの働きが高めてくれます。
冷え症を始め、生理不順や生理痛、不妊症など女性特有の悩みは鍼灸で改善できることが多いのです!
秋田市 整骨院・鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院
もともと女性は男性に比べ筋肉量が少ないです。
筋肉は代謝を良くし、全身に血液を送る役割もあるので筋肉量の少ない女性は熱をつくるのも、熱を配るのも苦手です。
にもかかわらず、ダイエットのため偏った食事を続けたり、運動不足で筋肉量が少ないと、熱をうまくつくれなくなり冷え性へまっしぐら。
そのほか冷たい物や甘い物の食べ過ぎ、胃腸の働きが低下している、タイトな洋服やガードルによる締めつけ、女性に多い貧血なども冷えの原因になります。
現代女性の冷えの多くは、生活習慣が原因となっています。
最近は、冷暖房によって部屋と屋外の寒暖差が大きくなり、自律神経が乱れて体温調節が上手くできなくなる人も増えています。また、過度なストレスがあると、自律神経の交感神経が優位になり、毛細血管が縮まって体の末端が冷えやすくなります。
女性ホルモンの乱れによっても冷えを招く場合もあります。
昔から「冷えは万病のもと」とよく言われますが、本当にその通りです。
逆に言えば冷えは体からのSOSです。
「自分は冷え症だからしょうがないしょうがない」と諦めず、まずは体からのSOSに耳を傾けてみましょう!
少しの事からでもいいので運動や食生活などを見直し継続していければ必ず体は変わっていきますよ!
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第4回は不妊症と鍼灸治療について書いていきます。
妊娠力を高めるために最も大事な事はストレスをため込まず、リラックスした状態で前向きな気持ちで日々を過ごす事です。
つまり副交感神経が優位になるような生活を送ることが大切です。
しかし、不妊治療をしてもなかなか結果が出ないと、どうしてもネガティブになったりホルモン剤の影響などで体調を崩したりとかなり心身共に負担がかかります。
常に妊娠のことで頭がいっぱいになり、だんだん追い詰められて精神的にもかなりつらい状態になっている方も少なくありません。
そんな時はまずは自分の体をいたわってあげましょう!
鍼灸治療は自律神経を整えるには最適です。
鍼灸治療をすることによりリラックス効果があります。
「痛い」、「熱い」といるイメージの方も多いかもしれませんが、当院の鍼灸治療は「痛みもほとんどなく、温かくて気持ちいい」治療をこころがけていますので、ほとんどの方が治療中リラックスした状態で治療を受けられています。眠ってしまう患者様もいらっしゃいます。
また、不妊で悩まれている方のほとんどは「冷え」があります。
お灸でじんわりと体を温め、血流を良くしし冷えの体質を改善していきます。
骨盤内の血流もアップするので子宮内膜もしっかりとした厚さに改善されたり、ホルモンバランスの乱れも改善が期待出来ます。
PMSや生理痛に悩まれている方にも鍼灸治療は効果があります。
以下は当院の不妊治療についてです。
治療は、お1人お1人の体質はすべて異なることを考慮した上で、東洋医学の特徴でありメリットであるオーダーメイドの治療を心がけさせていただいています。
治療のペースは理想は週2回程度ですが、鍼灸の効果が期待出来る限度は週1回の治療ペースになります。
治療期間の目安は個人差(年齢、体質、不妊の原因など)がありますが、鍼灸治療の効果がでる(妊娠する)には早くて3ヶ月後、通常ですと半年~1年位で効果がでる場合が多くなっています。
また、効果が出やすい方は比較的、治療初期の段階で肩こりが軽くなったり、便秘が改善されたり、疲れにくくなったりなどの諸症状がの改善がみられる方が多いです。
何かご不明な点、気になる点などございましたら遠慮なくお問い合わせ下さい。
第3回は食生活について書いていきます。
「食べる物は血となり骨となる重要な要素」
大切なのは分かっていてもなかなか3食バランスの取れた食事をとることはかなり難しいです。
なので、今回はなるべく取り入れやすい食生活の参考になる知識を書きたいと思います。
・体を温める食べ物、体を冷やす食べ物
「大切なことは旬の食材を食べる」ということです。
基本的に夏に旬の素材は体を冷やし、冬に旬の素材は体を温める作用があります。
夏に旬の食べ物を夏に食べるのはいいと思いますが、寒い冬に食べると体をさらに冷やす事につながりますからなるべく避けましょう。
食材すべてを体を温める物にする必要はありませんが例えば夏野菜を大量にとるのであれば、発汗作用のあるショウガをいれてスープにするなど工夫しましょう。
・温める食材例
野菜・・・カボチャ、ゴボウ、人参、大根、レンコン、ショウガなど
果物・・・リンゴ、プルーン、ブドウなど
飲み物・・・紅茶、赤ワイン、日本酒
その他・・・黒砂糖、味噌、香辛料など
・冷やす食材例
野菜・・・ナス、レタス、トマト、キュウリなど
果物・・・バナナ、マンゴー、スイカ、パイナップルなど
飲み物・・・コーヒー、牛乳、白ワインなど
その他・・・白砂糖、マヨネーズ、化学調味料など
☆朝昼晩の食事のポイントについて
・朝食
朝食は交感神経を活発にさせ、体全体にエネルギーを送るスイッチの様な役割をしてくれます。
なので朝食は血糖値を上げ、体温上昇を促してくれる和食がオススメです。
ご飯と味噌汁+1品(納豆や魚、卵、おひたしなど)
これだけでパン食より腹持ちもよくバランスよく栄養を摂取できます。
・昼食
昼食は外食が多くカロリー過多になりがちです。
できればお弁当を持参するか、少量を品数多く食べることを心がけましょう。
・夕食
夕食はできるだけ8時までに済ませるのが理想的です。
夜は副交感神経が働き、睡眠への準備を始める時間帯です。
寝る直前などに食べると摂取したエネルギーが消費されず肥満の原因になります。
・その他
食事はなるべくよく噛んで時間をかけてゆっくり食べましょう。
いろいろ書きましたが、毎日の食事に取り入れられそうな事があれば是非、参考にしてみて下さい。
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第2回目は妊娠しやすい身体になるための生活習慣について書いていきたいと思います。
まず、大事になるのは体を動かし、血行をよくしてホルモンバランスを整えることです。
現代の私たちの生活は便利になりすぎて、歩くことも減り、パソコンやスマホの普及により同じ姿勢で何時間も過ごすことが増えています。そのため私たちに体は慢性的な運動不足状態にあります。
さらに、流通や外食産業が発展し、季節問わず食べたいものがいつでも食べれることは肥満の一因にもなっています。
また、過剰なほどのエアコンで、体温のコントロール機能がおかしくなってしまうことも。。。
何もケアせず過ごしていると冷え性や肥満、ホルモン障害、睡眠障害など妊娠しづらい体にしてしまっているかもしれません。
日常の生活を改めて見つめ直し、妊娠しやすい体作りをしていきましょう!!
・冷え性を治そう!
妊娠に必要なホルモンは脳や卵巣から分泌され、血流に乗って体全体に運ばれます。
血流が悪いと、必要な場所に適量が行き届かなくなるため排卵障害や子宮内膜が厚くならないなどの不妊の原因につながる可能性があります。
まずは適度な運動を取り入れてみましょう。
10~30分程度のウォーキングでも十分効果を得られます。
・体の内も外も温かい状態に!
口から入れるものはなるべく温かい物にし、夏場の飲料水もなるべく常温を心がけて下さい。
入浴も半身浴がオススメです。
ぬるめのお湯に20~30分くらい腰からしたを浸かってみましょう。
さらに、手首・足首・首元を温めるのもオススメです。
素足は避けて、首元にストールを巻くなど体を冷やさないファッションを工夫してみましょう。
また体を締め付ける服装も血行不良の原因となるので気をつけましょう!
「体を冷えから遠ざける習慣」
・適度な運動
・早寝早起き
・規則正しい食事
・温かい食事をとる
・半身浴
・締め付けの強い服を着ない
次回は食生活についてもう少し詳しく書きたいと思います。
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今回は不妊症についていろいろな面から何回かに分けて書いていきたいと思います。
第1回はストレスについて書いていきます。
まず最も大事な事はストレスフリーな生活をすることです。
ストレスが多い状態が長く続くとホルモンバランスが崩れ、月経不順や胃潰瘍、不眠症など体に異常が出てきてしまいます。
できるだけ妊娠しやすい状態に体を整えるためにも、ストレスをうまく解消して心と体にあまり負担をかけないようにしたいものです。
しかし、現代社会においてストレスのない生活を送るのはかなり難しいです。
そのためストレスに強い心と体にするためにまずは基本的な生活習慣の見直しから始めましょう!
・できるだけ質の良い睡眠がとれるように心がける
・食生活は栄養やカロリーを考えた物にしてみる
・甘い物を食べ過ぎない
・疲れを残さないように身体をいたわる などなど。。。
一見当たり前のことのようですが、以外とできていない人が多いのです。
体調が整うと気持ちにも余裕ができてきて、ストレスをうまく発散できるようになってきます。
不妊治療中は、いつもよりナーバスになってしまいがちですが、そんな時はまずは自分をいたわることに目を向けて、心と体を安定させるようにしましょう!
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今回は妊活中の鍼灸治療について書きたいと思います。
不妊治療と一言にいっても、その方の治療の段階や体質、年齢など様々なケースがあります。
そのため、当院では問診や脈診などを用いて、その方の体質にあったオーダーメイドの治療を心がけています。
鍼灸治療を始めた事により体質が改善され、より妊娠しやすい身体に変化していくのをご自身が身体の感覚や病院の数値で実感していただけるように日々努力しています。
ちょっと当院の不妊治療に対する考え方を書いてみたいと思います。
当院では「どの時期に集中して治療をしましょう!」というご案内はしていません。週に1~2回のペースでコンスタントに治療を行って体を整えていく必要があると考えるからです。
不妊症で悩まれている方は「冷え」「凝り」「疲れやすい」などの症状を伴っている方が多いような気がします。
そのため、まずは健康的な身体づくりが最優先と考えています。
健康的な身体でなければ、どんな高度な治療や、タイミングがよくてもそれを最大限に生かすことは難しいと思います。
また、不妊症に対する当院の大きな方向性としては、ほとんどの場合、「足とお腹の冷えを改善する」事を主眼に治療していきます。
具体的には、お灸を使い足や腰、お腹を中心に温めていき、冷え性の体質を長期的に改善していきます。
さらに、腰仙部を中心に鍼を打ち、骨盤内臓器である子宮や卵巣の血流を改善し、生理周期や痛みを改善したり、妊娠するための機能や働きをご自身の持っている力の最大限まで引き出します。
また、治療の期間の目安としましては、原子卵胞が150日ほどかけて大きくなっていくことを踏まえると、早くてもやはり3ケ月から半年くらいは時間がかかると考えています。
不妊治療は心身ともにストレスのかかるものです。
鍼灸治療にはリラクゼーション効果もあるので、おすすめです。
「まずは、健康的な体づくりから」
それが、始まりであり、幸せに近づくことであり、ゴールなのかもしれません。
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今回は月経前症候群(PMS)についてお話しします。
月経前症候群は月経1~2週間前から現れる症状の総称です。
その症状は、乳房の張り、腰痛、腹痛、頭痛、めまい、むくみ、便秘、肌荒れなどの体の不調からイライラ、情緒不安定、気分の落ち込み、無気力、不眠などといった精神的不調まで十人十色。
原因は月経前のホルモンバランスの異常と考えられています。
また、冷えや、ストレスも大きく関係します。
月経のたびに毎月同じような症状が繰り返されるため、煩わしいですが、ものは考えよう。
時期が読めるため準備もしやすく、早いタイミングで鍼灸治療を行えば心身ともにラクにすることも可能です。
そこで、治療に使うツボを少し紹介します。
☆三陰交・・・足の内くるぶしから指4本分上、足の内側にある太い骨のきわのところ。
婦人科系トラブルの万能ツボです。月経や妊娠と深く関わるツボです。ホルモンバランスを整えます。
☆血海・・・膝のお皿の内側上端から指三本分ななめ上の圧痛点。
漢字の通り血液に深く関わるツボです。血流の滞りを改善し、血行を良くします。
☆太衝・・・足の甲で、親指と人差し指の骨が交わるところのくぼみ。
頭痛やめまい、イライラなどを鎮めてくれます。
月経前症候群でお悩みの方はお気軽に当院にご相談下さい。