不妊症④(鍼灸治療)
第4回は不妊症と鍼灸治療について書いていきます。
妊娠力を高めるために最も大事な事はストレスをため込まず、リラックスした状態で前向きな気持ちで日々を過ごす事です。
つまり副交感神経が優位になるような生活を送ることが大切です。
しかし、不妊治療をしてもなかなか結果が出ないと、どうしてもネガティブになったりホルモン剤の影響などで体調を崩したりとかなり心身共に負担がかかります。
常に妊娠のことで頭がいっぱいになり、だんだん追い詰められて精神的にもかなりつらい状態になっている方も少なくありません。
そんな時はまずは自分の体をいたわってあげましょう!
鍼灸治療は自律神経を整えるには最適です。
鍼灸治療をすることによりリラックス効果があります。
「痛い」、「熱い」といるイメージの方も多いかもしれませんが、当院の鍼灸治療は「痛みもほとんどなく、温かくて気持ちいい」治療をこころがけていますので、ほとんどの方が治療中リラックスした状態で治療を受けられています。眠ってしまう患者様もいらっしゃいます。
また、不妊で悩まれている方のほとんどは「冷え」があります。
お灸でじんわりと体を温め、血流を良くしし冷えの体質を改善していきます。
骨盤内の血流もアップするので子宮内膜もしっかりとした厚さに改善されたり、ホルモンバランスの乱れも改善が期待出来ます。
PMSや生理痛に悩まれている方にも鍼灸治療は効果があります。
以下は当院の不妊治療についてです。
治療は、お1人お1人の体質はすべて異なることを考慮した上で、東洋医学の特徴でありメリットであるオーダーメイドの治療を心がけさせていただいています。
治療のペースは理想は週2回程度ですが、鍼灸の効果が期待出来る限度は週1回の治療ペースになります。
治療期間の目安は個人差(年齢、体質、不妊の原因など)がありますが、鍼灸治療の効果がでる(妊娠する)には早くて3ヶ月後、通常ですと半年~1年位で効果がでる場合が多くなっています。
また、効果が出やすい方は比較的、治療初期の段階で肩こりが軽くなったり、便秘が改善されたり、疲れにくくなったりなどの諸症状がの改善がみられる方が多いです。
何かご不明な点、気になる点などございましたら遠慮なくお問い合わせ下さい。