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不妊症と鍼灸

今回は妊活中の鍼灸治療について書きたいと思います。

不妊治療と一言にいっても、その方の治療の段階や体質、年齢など様々なケースがあります。
そのため、当院では問診や脈診などを用いて、その方の体質にあったオーダーメイドの治療を心がけています。
鍼灸治療を始めた事により体質が改善され、より妊娠しやすい身体に変化していくのをご自身が身体の感覚や病院の数値で実感していただけるように日々努力しています。

ちょっと当院の不妊治療に対する考え方を書いてみたいと思います。

当院では「どの時期に集中して治療をしましょう!」というご案内はしていません。週に1~2回のペースでコンスタントに治療を行って体を整えていく必要があると考えるからです。
不妊症で悩まれている方は「冷え」「凝り」「疲れやすい」などの症状を伴っている方が多いような気がします。
そのため、まずは健康的な身体づくりが最優先と考えています。
健康的な身体でなければ、どんな高度な治療や、タイミングがよくてもそれを最大限に生かすことは難しいと思います。
また、不妊症に対する当院の大きな方向性としては、ほとんどの場合、「足とお腹の冷えを改善する」事を主眼に治療していきます。
具体的には、お灸を使い足や腰、お腹を中心に温めていき、冷え性の体質を長期的に改善していきます。
さらに、腰仙部を中心に鍼を打ち、骨盤内臓器である子宮や卵巣の血流を改善し、生理周期や痛みを改善したり、妊娠するための機能や働きをご自身の持っている力の最大限まで引き出します。
また、治療の期間の目安としましては、原子卵胞が150日ほどかけて大きくなっていくことを踏まえると、早くてもやはり3ケ月から半年くらいは時間がかかると考えています。
不妊治療は心身ともにストレスのかかるものです。
鍼灸治療にはリラクゼーション効果もあるので、おすすめです。

「まずは、健康的な体づくりから」
それが、始まりであり、幸せに近づくことであり、ゴールなのかもしれません。

秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院

月経前症候群(PMS)について

今回は月経前症候群(PMS)についてお話しします。

月経前症候群は月経1~2週間前から現れる症状の総称です。

その症状は、乳房の張り、腰痛、腹痛、頭痛、めまい、むくみ、便秘、肌荒れなどの体の不調からイライラ、情緒不安定、気分の落ち込み、無気力、不眠などといった精神的不調まで十人十色。

原因は月経前のホルモンバランスの異常と考えられています。
また、冷えや、ストレスも大きく関係します。

月経のたびに毎月同じような症状が繰り返されるため、煩わしいですが、ものは考えよう。
時期が読めるため準備もしやすく、早いタイミングで鍼灸治療を行えば心身ともにラクにすることも可能です。

そこで、治療に使うツボを少し紹介します。

☆三陰交・・・足の内くるぶしから指4本分上、足の内側にある太い骨のきわのところ。
婦人科系トラブルの万能ツボです。月経や妊娠と深く関わるツボです。ホルモンバランスを整えます。

☆血海・・・膝のお皿の内側上端から指三本分ななめ上の圧痛点。
漢字の通り血液に深く関わるツボです。血流の滞りを改善し、血行を良くします。

☆太衝・・・足の甲で、親指と人差し指の骨が交わるところのくぼみ。
頭痛やめまい、イライラなどを鎮めてくれます。

月経前症候群でお悩みの方はお気軽に当院にご相談下さい。