腎虚が妊活に与える影響。
前回は腎精とはどのような役割があるかということを書きました。
今回はその腎精が不足した状態=「腎虚」になると妊活にとってどのような影響があるのかお話ししたいと思います。
「腎虚」とは、腎が弱った状態を指します。虚とは「弱る」の意味です。
腎虚になると、生理周期の乱れやAMHの低下、卵が育たないとか、着床障害、冷え性、男性の精液減少や精力減退といった不妊に関係する症状が出やすくなります。ほかにも、脱毛、歯が弱い、耳鳴り、足腰が弱いといった不調も現れやすくなります。
また、東洋医学に「腎が精を蔵し、生殖機能を司る」という言葉があります。腎の強さは、女性の場合は7の倍数、男性の場合は8の倍数の年齢ごとに変わり、身体に影響を与えるという概念です。
たとえば女性は、7歳で乳歯から永久歯に生え変わり、14歳で生理が始まり、21歳で身体が整うと考えられています。そして28歳で「腎精」はピークに。生殖機能の働きが最も高まるということです。この年齢は、日本産科婦人科学会が出している妊娠率のデータとほぼ合致しています。以降、42歳でしわや白髪が増え、49歳を過ぎると閉経に。腎精が少なくなって、生殖機能も低下していくと捉えます。
こにように、「腎虚」の状態は男女ともに不妊の状態と深く関係しています。
ただ、「腎精」は年齢により自然に減少していきますが、補ったり、衰えていくスピードを緩やかにすることも可能です!
次回は「日頃から腎を弱らせず、元気にするための体作り」についてお話ししたいと思います。
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秋田市 新屋 鍼灸院