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西洋医学と東洋医学の違い

今年も残りわずかとなりました。。。
今年は「コロナウイルス」に翻弄された1年でしたね・・・。
少しでも早く終息してくれるのを祈るばかりです。

さて、今年最後の投稿となりますが、西洋医学と東洋医学の違いについて書いてみたので是非読んでみてください!

西洋医学と東洋医学は「人の身体を良くしていく」という基本的な考え方は同じです。
大きな違いは不調になった原因や不調になった人間の見方、治療方針の立て方などです。

東洋医学は人間の体を流れている「気」「血」「水」により身体の生命活動が維持され、これらが滞ったり、不足したりバランスが崩れることで病気になったり不調が現れたりすると考えます。
そして、身体全体を1つのものとして捉え、治療も全身的に行います。
「全身が元気でないと身体を治すことはできない」と考えます。

西洋医学は「皮膚科」「呼吸器科」「消化器内科」など身体をそれぞれの臓器に分け、症状が出ている場所に対して診察し、それぞれの症状に対応したお薬などを処方して不調の部分を治療していきます。

例えば頭痛に対しても西洋医学はMRIなどで重大な病気が隠れていないか確認し、特に原因はなければ痛み止めの服用で様子を見ることが多いと思います。
東洋医学では頭痛の原因なっている筋肉の緊張や血流のバランスの乱れや、精神的ストレスなどに着目し、「心」と「身体」の両面からアプローチしていきます。
但し、東洋医学はお薬とは違い、即効性はありません。治療を重ね、徐々に頭痛になりづらい健康的な身体に整えていきます。

西洋医学と東洋医学はの使い分けは個々によって違います。
解明されている病気や、検査で原因のはっきりしている病気などは西洋医学による治療が大切です。
外傷や急性症状なども西洋医学の治療が大切になってきます。

ただし、症状はあるけど病院の検査では異常が見つからない、いわゆる「未病」と言われる状態は東洋医学が得意な分野です。
近年増えている「自律神経失調症」や「不眠」、「冷え症」、「気分の落ち込み」など病院ではっきりとした診断のつかない症状は鍼灸治療で改善することも多いです。

また、予防医学の面でも西洋医学、東洋医学それぞれにいい面があります。
西洋医学は人間ドックや健康診断によって大きな病気を早期に見つけることが出来き、疫学や公衆衛生の発達により寿命が延びていることも西洋医学の大きな成果です。
東洋医学では普段から養生し免疫力をを高めておくことで、病気になりにくい身体を作ることが出来ます。
また、自然治癒力を高めておくことで、少し体調を崩しても悪化せず、自分自身の治癒力で症状を回復させることが可能です。

西洋医学、東洋医学どちらにもメリットデメリットがあります。
それぞれの症状や状態に応じてうまく選択していくことが大切です。

人間の体は神秘的です。
医学が発達してきた現代でさえもエビデンスだけでは解明できない痛みやつらさがあります。
みなさんが健康で健やかな日常を送れるよう私たちも日々頑張っていきたいと思います。

2020年もたくさんのご来院ありがとうございました。
2021年もどうぞよろしくお願いします!

※現在、当院では患者様が安心して治療を受けていただけるよう、新型コロナウイルスの感染症対策に力を入れています。
また、完全予約制であるため、患者様同士の接触をが最低限になるようにご予約をお取りしております。

秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院

1月のカレンダー

1月の診療日・休診日です。
赤で囲ったところが休診日となります。
第2・4日曜日は午前中診察いたします。

年末年始のお休みは12/30(水)~1/3(日)までです。

今年もあと数日となりましたが、体調に気をつけて過ごしましょう!!
そして2021年を元気に迎えましょう!!

※現在、当院では患者様が安心して治療を受けていただけるよう、新型コロナウイルスの感染症対策に力を入れています。
また、完全予約制であるため、患者様同士の接触をが最低限になるようにご予約をお取りしております。

秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院

うつと鍼灸

今年はコロナウイルスの関係で自律神経の乱れによる体調不良に悩んでいる人が増えています。

現代社会は多種多様なすとストレスと常に隣り合わせです。
そのため「うつ病」は身近な病気になりつつあります。

「うつ病」は心と身体の両方に症状を現します。
決して心だけの病気ではありません。
気分の落ち込みや、不安感、興味や喜びなどの感情の喪失、食欲不振や体重減少、不眠など様々な症状が現れます。

「うつ病」にも鍼灸治療は効果が認められています。
WHOでも鍼灸適応疾患に「うつ」の症状が挙げられています。
ちょっと難しい話になりますが、、、
うつになったとき、その人の脳内ではノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンなどのモノアミン神経伝達物質が減少することが分かっています。
抗うつ薬はそういった神経伝達物質に働きかけ、うつを改善しようとするものです。
その神経伝達物質を鍼灸治療でも増やすことができます。
もともと鍼灸は人間が本来持っている自然治癒力を活性化しホメオスタシスを働かそうとする治療法です。
そのため、抗うつ薬のような副作用もなく、身体の中の足りないモノは補い、余分なモノは減少するようになります。
つまり、薬物療法では副作用や、お薬をやめたときにみられる離脱症状に苦しむ事もありますが、
鍼灸治療ではそのような事はなく自分の自然治癒力を引き出し、「うつ」からくる様々な症状を改ざんすることが可能です。

鍼灸治療はお薬とは違うので、治療してすぐに症状が改善することは難しいです。
でも、治療を継続していくと根本からの症状の改善が期待でき、様々なストレスに対しての耐性も強くすることもできます。

※現在、当院では患者様が安心して治療を受けていただけるよう、新型コロナウイルスの感染症対策に力を入れています。
また、完全予約制であるため、患者様同士の接触をが最低限になるようにご予約をお取りしております。

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