豆知識 2025.08.05
夏の暑さと体の冷え
東洋医学では、夏の暑さを「暑邪」と呼びます。
「暑邪」の影響を受けると、体温が上昇し、汗を大量にかき、喉が渇き、体がだるくなったり、食欲が落ちたりします。
東洋医学的な面からみた「暑邪」の夏バテ対策としては、
①暑を体外に出し、体を冷ます作用のある食材を積極的に摂取する。(ゴーヤ、キュウリ、スイカ、ハトムギなど)
②消化のいい食事を心がけ、生姜や紫蘇などの薬味を積極的に利用する。
③質のいい睡眠をとり、適度な運動で気を巡らせる。
などがあります。
夏は暑邪により体調不良を起こしやすいですが、冷えからくる「寒邪」にも注意が必要です。
夏は冷房の使い過ぎや冷たい飲食物の過剰摂取で、「寒邪」による不調が出やすい時期でもあります。
夏の冷え対策としては
①体を温める飲食物をとる。
生姜・にら・人参・などは体を温めると言われています。
②適度な運動
スクワットや軽いウォーキングで血流を良くすることがおすすめです。
③湯船にゆっくりつかる。
夏はシャワーで済ませる方も多いですが、ぬるめのお湯にゆっくりとつかるとリラックス効果を高め、心身の疲れをいやすことも出来ます。
今年は猛暑が続き、夜も冷房が手放せない日が続いていますね、、、。
もう、暑さにうんざりしそうになりますが、何とかまだまだ暑いこの時期を元気に過ごしたいものです。
夏は、「暑さ」との付き合い方も大事ですが、「冷え」との付き合い方も意識してみましょう!