第8回医鍼連帯研修(東京大学付属病院) 消化器疾患

1/19(日)に第8回医鍼連帯研修が東京大学医学部付属病院で行われ、参加してきました。
今回は消化器疾患(特に過敏性腸症候群・便秘・下痢)について研修してきました。

今回の現代医学的な講義は北里大学東洋医学総合研究所 星野卓之先生に教えていただき、現代鍼灸の講義は東大病院の粕谷先生、中医学的な講義は東京医療専門学校の横田先生、経絡治療は相澤良先生に教えていただきました。

便通異常には、便秘と下痢があります。
下痢よりも便秘の方が多く、女性の便秘傾向は中学生では3割、高校生では4割、成人女性は5割以上ともいわれています。
女性にとって、便秘は肩こりと同様に厄介な症状のひとつです。
便秘には弛緩性便秘・痙攣性便秘・直腸性便秘があり多くは弛緩性便秘です。
しかし近年、痙攣性便秘や直腸性便秘が増加傾向で、痙攣性便秘は過敏性腸症候群(IBS)が代表です。
慢性便秘(弛緩性便秘・痙攣性便秘・直腸性便秘)は特に鍼灸治療の適応になります。

過敏性腸症候群はストレス病の1つとして理解されており、便通異常や腹痛などの症状が持続ますが、器質的な病変はみられません。
また、症状により様々な型に分類されます。
男性は下痢型が多く、女性は便秘型が多いです。
さらに、こうした症状の他に自律神経症状(頭痛、頭重感、眩暈、動悸、頻尿、易疲労、四肢の冷感など)や精神症状(抑鬱感、不眠、焦燥感、意識低下)などを随伴することもあります。
現在のところ薬物療法が中心ですが、有効な治療法は確立されていません。

鍼灸治療は中枢神経経にも作用するため、腸の蠕動運動を促進・抑制する作用や、知覚過敏・閾値の低下を改善する効果もあるため便通異常に効果的です。
手足のツボや腹部、腰部のツボを使い治療していきます。

また消化器疾患の症状として、便通異常の他に、腹痛、食欲不振、胃痛、悪心、嘔吐などの様々な症状も身体の状態を見ながら、必要なツボを使い治療することで改善が期待出来ます。
また、消化器疾患で悩まれている方の多くは、自律神経症状(頭痛、頭重感、眩暈、動悸、頻尿、易疲労、四肢の冷感など)や精神症状(抑鬱感、不眠、焦燥感、意識低下)などを伴っていること事もあるので、鍼灸治療でそういった症状も一緒に治療してあげることでより効果が望めます。

秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院