「水」のトラブル

前回は「血」について書きましたが、今回は「水」の不足で生じるトラブルについて書いていきたいと思います。

「水」の事を東洋医学では「津液」と言います。
「津液」は「血」以外の体液のすべてを指します。
「津液」の重要な作用は全身を潤すことです。
例えば、関節を滑らかにしたり、髪や肌に艶を出したり、みずみずしさを保ったりしています。
また、汗、鼻水、涙、よだれ、つばは津液の代謝物で五液といわれています。

☆津液の不足で生じるトラブル
津液の不調には、津液の不足と停滞があります。
①津液の不足による症状
・肌や髪の乾燥
・のど、鼻、口の渇き
・関節の異常など

②津液の停滞による症状
・むくみ
・下痢
・痰など

今まで3回に分けて「気」「血」「水」のトラブルについて書いてきました。
「気」「血」「水」は密接に関わっているため、どれかひとつでも不調をきたすと全身に様々な症状が現れます。
病院に行っても原因がはっきりしない不調は「気」「血」「水」のバランスの乱れかもしれません。

鍼灸治療はそんな「気・血・水」の乱れを整えてくれます。
皆さんも「気・血・水」のバランスを整えて、不調を改善し、不調の起りにくい体づくりを目指しましょう!

秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院