疲れについて
疲れとは病気の手前で、体が発するSOS(体の声)です。
なので、私たちがその「体の声」を軽視したり、聞き逃したりすると体に様々な不調が現れます。
それがひどくなった状態が「病気」です。
疲れにも種類があり、「交感神経」優位による疲れを感じやすい人と「副交感神経」優位による疲れを感じやすい人がいます。
交感神経は主に昼間に働き、「元気はつらつ」「やる気満々」の状態を作ります。
副交感神経は主に夕方~夜に働き「ゆったり気分」「のびのびリラックス」の状態を作り出します。
この二つの神経が通常は拮抗状態にあり、シーソーの様に交互に活発化して体に働きかけています。
ところが働き過ぎたり、リラックスし過ぎな生活を続けていると一方だけの神経が優位になり、様々な不調が現れます。
<交感神経優位な人の疲れの感覚>
いつもからだが疲れている。イライラしやすい。原因を周りのせいにして怒りやすい。夜眠れない。血圧が高め。血糖値が高い。
便秘がひどい。体温が低い。
<副交感神経優位な人の疲れの感覚>
すぐ疲れる。少し動くだけでも疲れる。やる気が起こらない。他人の目が気になる。小さな事が気になる。落ち込みやすい。朝起きるのが億劫。下痢をしやすい。体温が低い。
それでは疲れをためない習慣は?ということについても少し書きたいと思います。
仕事をされている方は毎日ほとんど同じような動きや体勢をとっている人が多いと思います。
そこで大切なのは「こまめにその姿勢と逆の動きをすること」です。
例えばディスクワークの多い人は立ち上がり腕をあげて肩の筋肉を緩めたり、立ち仕事が多い人は座ったり横になったりの姿勢をとることです。
また現代人はパソコンやスマホによって猫背になりやすくなっているので、「胸を広げる」という動作は非常に大切です。
猫背は肺の血流不足になりやすいので胸を広げる動作は意識的に行う事をオススメしています。
当院にも「疲れが取れずらい、疲れやすい」などを訴えて来院される方もいらっしゃいます。
そのような方に鍼灸治療を続けると、「朝、すっきり起きられる」「疲れにくくなった」「活発になった」「やる気がでてきた」などというお言葉おいただいております。
秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院