お知らせ 2020.06.30
不定愁訴
今回は、不定愁訴について書いていきたいと思います。
不定愁訴といわれてもピンとこない方も多いと思いますが、不定愁訴とは「動悸」、「めまい」、「頭痛」、「頭重感」、「全身倦怠感」、「不眠」、「疲れが取れない」、「イライラする」などなど、なんとなく体調が悪いという症状があるけれども病院で検査をしても原因となる病気が見つからないことを言います。
患者さんからの訴えは強いのに、客観的な所見は乏しいのが特徴で、症状は様々です。
この不定愁訴に悩まれている患者さんは、ストレスの多い現代社会では年々増えてきているといわれています。
検査で原因がはっきりせず、症状も安定しないため、病院では「ストレスですね。」とか「疲れですね。」と言われ、自律神経失調症と診断されることがほとんどです。
そのため、抗不安剤や、精神安定剤を処方され、様子をみるということが多くなってしまいます。
薬(クスリ)は反対から読むと「リスク」と読めるように、クスリには少なからず副作用が伴います。
実際に薬の副作用によって新たな症状が出現している方もいます。
当院はそういった不定愁訴に悩まれている方に、ぜひ鍼灸治療を試していただきたいと思っています。
鍼灸治療は薬のような強い作用はありませんが、副作用もないため身体に優しい治療法です。
また、患者さん1人1人の体質や症状に合わせた治療をし、その方の自然治癒力を最大限に生かす事により、症状も徐々に緩和されていきます。
また、症状がなくなった後でも月に1回程度の治療を続ける事により症状の再発を予防することも可能です。