腰仙部痛

今日は腰仙部痛について書きたいと思います。

車や飛行機で、背もたれを少し倒したまま長時間座ったときに痛みが出やすいのが腰仙部痛です。
仙骨は背骨につながる骨盤の一部で、この下に尾てい骨、横に腸骨がつきます。
腰仙部痛は、この背骨と仙骨、仙骨と腸骨(仙腸関節)の境界部周辺に生じる痛みです。
ここには腰を支える多くの筋肉が付着しているため、負担がかかると痛みなどが出やすいのです。

女性の場合、生理痛、子宮内膜症などの婦人科疾患に伴ってここが痛む事もあります。

腰仙部痛の原因で多い仙骨と腸骨で作られる仙腸関節について少し説明します。
仙腸関節は脊骨の根元に位置していて、周囲の靱帯により強固にに連結されているたほとんど動かない関節です。
そのため、中腰での作業や、不用意な動作、繰り返しの負荷で関節に微小な不具合が生じると痛みが発生します。
一般的には出産後の女性に多いといわれていますが、老若男女を問わずに腰痛の原因になっています。
症状としては仙腸関節を中心とした痛みに加え、おしりの痛みや、鼠径部痛、下肢などにも痛みがみられる場合があります。

治療法は骨盤ベルトやブロック注射など様々ですが、鍼灸治療も効果的です。
一般的な腰痛よりも少ししぶといですが、治療を重ねていけば症状がだんだんとよくなっていく方が多いです。

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