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男性更年期障害

 更年期障害と聞くと、女性の疾患というイメージが強いですが、最近では「男性更年期」も認識されはじめています。
「寝てもなかなか疲れがとれない…」「最近意欲ややる気が出ない…」「だるさが取れない…」
そのように感じた時、年のせいやただの疲れと見逃されがちですが、それは男性の更年期障害かも知れません。
男性更年期障害は、男性ホルモンのテストステロンの分泌の低下で起こると考えられており、生活習慣や社会活動からも影響を受けやすいことがわかってきています。。
女性の場合は閉経などの変化があるので気づきやすいですが、男性の場合そのようなはっきりとした変化がないので症状に気づきにくいこともあります。

男性更年期の症状
主な身体の症状としては、筋力低下や関節痛、筋肉痛、異常発汗、ほてり、肥満、頻尿など多岐に渡ります。
男性特有の症状で性欲減退や勃起障害などが起こります。EDは、近年「血管病」としても捉えられています。
それは勃起のメカニズムが血管の機能と深く関係があり、動脈硬化や血行不良など血管の健康が失われるとEDが起こりやすくなるためです。

また主な心の症状としては、興味や意欲の喪失感、不眠、うつ症状、そして集中力や記憶力の低下などがあります。夕方になると寂しくなったり、漠然とした不安感を覚えたり、理由もないのにイライラして家族にあたったり、きついことを言ってしまったりすることもあります。
また、男性ホルモンであるテストステロンは自律神経の働きに深く関係があり、交感神経が優位になっている時に増えて、交感神経が優位になっている時には減るという性質を持っています。
そのため、過労やストレスで自律神経が乱れると、男性ホルモンの分泌も不安定になり様々な症状が現れてきます。

男性更年期の治療
鍼灸治療は、自律神経を整える効果的な治療方法です。過度なストレスは過緊張状態の身体になり交感神経が優位に働いているため副交感神経とのバランスを整えることが必要です。鍼灸治療はその刺激により中枢神経を介してバランスを崩した自律神経を整えることが出来ます。また、鍼灸治療は血流を効果もあります。
男性更年期障害の症状は多岐にわたるため、その方の体質や症状に合った治療をしていきます。

まだまだ、男性更年期障害の理解も深まっていないため、誰かに相談したり、治療を受けたりしている方は少ないのが現状です。
ストレスや疲れの原因を見つけ心身の負担を軽減させてあげることで改善が期待されます☆

当院では、男性更年期障害の症状が見られる方は、自律神経調整鍼灸コースで対応しております。
治療を重ねることで、悪くなった血流を改善させたり、自律神経に働きかけ、ホルモン分泌も促します。
それにより、男性更年期障害の多岐にわたる症状の改善が期待できます☆

9月のカレンダー

2023年9月のカレンダーです。

13日、27日(水)は午前診療いたします。

16日(土)は都合により、午後から診療いたします。(午前休診)

よろしくお願いいたします!

睡眠と夏バテ

今年は、本当に暑さが厳しいですね。。。
8月ももう下旬ですが、まだ真夏のような暑さが。。。
でも、日はだんだんと短くなって秋の気配も感じられるようになってきました!

今年はこの暑さの影響で、寝苦しい日が多くなってきています。
そのため、睡眠の質が低下したり、なかなか寝付けなかったりといい睡眠がとれず、日中もだるかったりと体調不良を感じる方も増えてきます。
睡眠は身体の疲労を回復させる最高のメカニズムです!

人が眠る目的は、疲労を回復させ、体を作り上げるためです。
傷つけられた損傷を、元の状態・時にそれ以上に回復させることこそが「睡眠」の目的です。
人体は、寝ている時にしか回復することが出来ません。
睡眠による回復能力。
このメカニズムは「夜間」によって、最大限に発揮されます。
人間の体は、太陽の動きと大きく関わっていて、日が昇れば目を覚まして活動し、日が沈むとゆっくりと体を休め睡眠をとります。
日中に数分間の仮眠を取ることは消耗にブレーキをかけるという意味では効果的です。
しかし、日中にいくら寝ても回復はしません。
夜間に寝るからこそ、体は回復を行うことが出来るのです!

この時期は特に睡眠の質が低下しやすい時期です。
夏バテをしないようにするためにも、「睡眠」はとっても大切です☆
なかなかすぐに睡眠の状態を回復させるのは、難しいとは思いますが、「夜は早く寝よう!」という意識を持つこと。
きっと意識するだけでも、体調が変わってくると思います☆