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「水」のトラブル

前回は「血」について書きましたが、今回は「水」の不足で生じるトラブルについて書いていきたいと思います。

「水」の事を東洋医学では「津液」と言います。
「津液」は「血」以外の体液のすべてを指します。
「津液」の重要な作用は全身を潤すことです。
例えば、関節を滑らかにしたり、髪や肌に艶を出したり、みずみずしさを保ったりしています。
また、汗、鼻水、涙、よだれ、つばは津液の代謝物で五液といわれています。

☆津液の不足で生じるトラブル
津液の不調には、津液の不足と停滞があります。
①津液の不足による症状
・肌や髪の乾燥
・のど、鼻、口の渇き
・関節の異常など

②津液の停滞による症状
・むくみ
・下痢
・痰など

今まで3回に分けて「気」「血」「水」のトラブルについて書いてきました。
「気」「血」「水」は密接に関わっているため、どれかひとつでも不調をきたすと全身に様々な症状が現れます。
病院に行っても原因がはっきりしない不調は「気」「血」「水」のバランスの乱れかもしれません。

鍼灸治療はそんな「気・血・水」の乱れを整えてくれます。
皆さんも「気・血・水」のバランスを整えて、不調を改善し、不調の起りにくい体づくりを目指しましょう!

秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院

「血」のトラブル

前回は「気」について書きましたが、今回は「血」の不足で生じるトラブルについて書いていきたいと思います。

東洋医学では「血」は「気」と並ぶ重要な基礎成分です。
その働きは全身に栄養を与えるだけでなく、人の精神活動も支えています。

特に女性は月経などで血液が不足しがちなので「血」に関する不調に陥りやすいです。

☆血の不足で生じるトラブル
①「血虚(けっきょ)」
血虚は血の不足、および血の機能の衰えた状態。
顔色や唇の色が薄くなったり、不眠や健忘など精神活動にも影響を及ぼします。
血虚の症状
・目の乾き、かすみ
・立ちくらみやめまい
・動悸
・月経不順
・冷え性など

②「血瘀(けつお)」
血瘀は血が停滞したり、巡りが悪くなる状態。
刺痛といわれる刺すような痛みや月経痛、神経痛などを生じることがあります。
血瘀の症状
・目の下のクマ、顔のくすみ
・月経痛
・便秘
・神経痛

③「血熱(血熱)」
血熱は血の中に熱がこもった状態。
血の循環不足で熱がこもった場合や味の濃い食事、辛い物の偏食場合にもおきる。
血熱の症状
・発熱
・鼻血
・口の渇き
・便秘

というように「血」のトラブルは体に様々な不調を及ぼします。
鍼灸治療で「血」ののバランスを整え、健康的な体を目指しましょう!

秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院

「気」のトラブル

東洋医学では人の体を構成し、生命を維持する基本要素を「気」、「血」、「津液(しんえき)」といいます。
今回は「気」不足で生じるトラブルについて書きたいと思います。

そもそも東洋医学での「気」は生命活動の根幹をなすエネルギーで、全身に分布されています。
「病は気から」と言うように「気」の不足や変調は全身の不調に直結します。

☆「気」の不調で生じるトラブル
①「気虚」
気虚とは「気」の量が不足し、機能低下が生じている状態。新陳代謝が悪くなったり、臓腑のき働きが低下したりします。
気虚の症状
・自汗…普通にしていても汗が出てくる状態。
・倦怠感.
・食欲不振など

②「気滞」
気滞とは気の流れが滞っている状態。気が滞っている部分に疼痛や熱が生じたり、イライラや不眠など精神が不安定になったりします。
気滞の症状
・精神の抑鬱
・げっぷ、おなら
・張痛…気が腹部で停滞し、張って痛い状態。

③「気逆」
気逆とは気が逆流している状態。
気逆の症状
・イライラ感
・呼吸器の異常
・吐き気

というように「気」のトラブルは体に様々な不調を及ぼします。
鍼灸治療をすることによりこれらの不調は改善することが可能です。
「鍼」は特に「気」のトラブルに効果的です。
「鍼と灸」を使った治療で「気」の流れを整え不調を解消しましょう!!

9月のカレンダー

9月の診療日・休診日です。
赤で囲ったところが休診日となります。
第2・4日曜日は午前中診察いたします。
9/19(土)は午前休診で14時~診療致します。
9/21(祝)は17時まで診療しております。
9/22(祝)は午前中診療しております。

秋田市 鍼灸院・美容鍼 はな鍼灸整骨院

不妊症④(鍼灸治療)

第4回は不妊症と鍼灸治療について書いていきます。

妊娠力を高めるために最も大事な事はストレスをため込まず、リラックスした状態で前向きな気持ちで日々を過ごす事です。
つまり副交感神経が優位になるような生活を送ることが大切です。
しかし、不妊治療をしてもなかなか結果が出ないと、どうしてもネガティブになったりホルモン剤の影響などで体調を崩したりとかなり心身共に負担がかかります。
常に妊娠のことで頭がいっぱいになり、だんだん追い詰められて精神的にもかなりつらい状態になっている方も少なくありません。

そんな時はまずは自分の体をいたわってあげましょう!

鍼灸治療は自律神経を整えるには最適です。
鍼灸治療をすることによりリラックス効果があります。
「痛い」、「熱い」といるイメージの方も多いかもしれませんが、当院の鍼灸治療は「痛みもほとんどなく、温かくて気持ちいい」治療をこころがけていますので、ほとんどの方が治療中リラックスした状態で治療を受けられています。眠ってしまう患者様もいらっしゃいます。

また、不妊で悩まれている方のほとんどは「冷え」があります。
お灸でじんわりと体を温め、血流を良くしし冷えの体質を改善していきます。
骨盤内の血流もアップするので子宮内膜もしっかりとした厚さに改善されたり、ホルモンバランスの乱れも改善が期待出来ます。
PMSや生理痛に悩まれている方にも鍼灸治療は効果があります。

以下は当院の不妊治療についてです。
治療は、お1人お1人の体質はすべて異なることを考慮した上で、東洋医学の特徴でありメリットであるオーダーメイドの治療を心がけさせていただいています。

治療のペースは理想は週2回程度ですが、鍼灸の効果が期待出来る限度は週1回の治療ペースになります。

治療期間の目安は個人差(年齢、体質、不妊の原因など)がありますが、鍼灸治療の効果がでる(妊娠する)には早くて3ヶ月後、通常ですと半年~1年位で効果がでる場合が多くなっています。
また、効果が出やすい方は比較的、治療初期の段階で肩こりが軽くなったり、便秘が改善されたり、疲れにくくなったりなどの諸症状がの改善がみられる方が多いです。

何かご不明な点、気になる点などございましたら遠慮なくお問い合わせ下さい。